May 23, 2006
ベイビー・ミルキク
1年前、拾われてまもない時期のミルとキク。
去年の5月23日に撮影。
よく見ると、キクの後ろ足が濡れている。
たぶん、夢中でミルクを飲むうちに、お皿に踏み込んだのだ。(笑)
ミルとキクは、拾われた当初からとにかく人なつこかった。私のズボンの裾から足をよじ登ってきたし、人の顔を見るなり駆け寄って来ては、私の背中や膝の上に上がって、そのまま喉をころころ鳴らしながら眠った。
ずいぶん後になってから、「子猫の目は青い」ということを知った。
写真を見ると、たしかにこの頃のミルとキクの瞳は青みがかっている。
そしてやっぱりこの頃から、大のなかよしだったミルとキク。
そうだよね、母猫や他の兄妹たちとはぐれたなか、ただひとり一緒にいた相手だもんね…。
* * * * *
ミルとキクは、当初から比較的手のかからない猫だった。私に拾われたときにはもう離乳も済んでいたし、排泄だって自力でできた。怪我も病気もなかったし、その上、すごく人なつこくてかわいかった。
思えばこれは、私にとってたいへん幸運なことで、このうちのどれか1つが欠けていても、私は猫たちを自分で飼うのを断念していたかもしれない。
このことを都合良く解釈するなら、私がミルとキクを拾ったことは、神さまのはからいではないだろうかという気がする。
猫が飼いたい、でも飼う決心がつかなくて逡巡していた私に、飼いやすい状態の子猫を2匹、贈ってくださったのではないかと。なんて。(笑)
May 01, 2006
猫のかわいらしさについて
猫に向かって「かわいい」という言葉を繰り返してしまうのは、きっとこの生きもののかわいらしさを表現するための充分な語彙を私たちが持っていないからで、猫と暮らして猫とふれあい、そのかわいらしさを体感するほどに広がっていく言葉とのへだたりがもどかしく、それを何とか埋めようとして、私たちはただ「かわいい」という言葉を並べ続けるのだ。
April 19, 2006
あしながおじさんからの手紙
ミルとキクの18歳(人間年齢で)の誕生日に、あしながおじさんからお手紙が届きました。とってもかわいーのでこちらでお披露目させていただきます。
私が両手に花ならぬミルキクを抱えているところです。(照)
イラストの左下にある猫たちのえさ場、「レストラン みっつのチューボー」とは、私の名字の「三厨(ミクリヤ)」から来てます。
ううう、うれしいぃぃ…。
この絵は記念に額に入れて飾ろう。←子供が表彰状をもらってきたときの親のよーな気持ち。
* * * * *
お手紙と一緒に、猫缶とおやつもいただきました(というより、こっちがメイン)。多謝。
私が「モンプチ缶の『まぐろのしらす添え』がほしい」と言ったら、その翌日に買って持って来てくださったあしがなおじさん。うう、すみません…。まるで私が猫のエサ買いに行かせたみたいで。軽卒にリクエストしてしまい、恐縮しきりの私。
猫たちも喜んでます。
全部、あしながおじさんにいただいたんだよー。
ほら、キクもお礼っ!
April 07, 2006
1歳になったミルキク
ミルとキクは、そろそろ生後1年になる。
去年の5月に、まだ小さかった猫たちを拾って動物病院で診てもらったとき、生後1か月半くらいだろうと言われたから、その日からひと月半さかのぼって、4月7日をふたりの誕生日ということにしている。
ミルとキク、1歳の肖像。
大きくなったね。
* * * * *
あの日以来、私が時おり頭の中で思い描いている、ミルとキクの出生のイメージというのがある。
2匹を拾ったあの日の晩は、満月だった。私は子猫たちがだいたい生後1か月くらいだろうと見当をつけ(実際には1か月半と言われたけど)、だから2匹は、ちょうど4週間前の満月の夜に生まれたのではないかと思った。
その場面を想像する。
夜の闇の中から聞こえてくる、子猫のかすかな産声。母猫は次々と子猫を産み落とし、羊水でぐっしょりと濡れそぼった小さなその体を、丹念になめてやる。1匹、2匹、3匹、4匹。暗闇の中でうごめく、まだネズミのようなその生き物の体は、満月の光に照らされて、ぬらぬらと光っている。…その中に、ミルとキクがいる。
その瞬間を見てみたかったと思う。ミルとキクの誕生シーン。想像するだけで、あまりのドラマチックさに泣けてきたりして。
March 25, 2006
寝床から猫を見上げて
ミル?
ミルだ。
顔まんまる。
今日は、寝ているのは猫でなく飼い主。
布団の中で目を覚ますと、まだぼんやりとした視界の中に、ミルがいた。私の体の上に乗っかって、鳴いてごはんを催促している。
半分寝ぼけた頭のまま、腕をのばして近くにあったカメラを引き寄せ、布団の中からミルを見上げる体勢ででたらめにスナップを撮ってみる。パシャ。
こんなふうに、ゆるゆると始まる3月某日の朝。
…こうして見ると、何か別の動物のよーだ。
一方、そのときキクは、
枕元でおとなしく待機。
Posted by mik at 04:24 AM
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March 21, 2006
キクコラ
キク、NBAデビュー。
…がんばって作ったわりに、あんまりおもしろくないのはなぜ。
Posted by mik at 02:19 AM
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March 11, 2006
入試によく出る(かもしれない)猫単語
しばらくさぼっていた英会話教室に、最近になってまた通い始めた。
去年の春、猫を飼い始めてから精神的・時間的に余裕がなくなってしまい、ほとんどレッスンに行っていなかった。いや、猫のせいにしちゃいかんな。それは言い訳だ。
でもいいかげん、そろそろ英語を忘れそうな気がして不安になってきたので再開。語学は中断してはイケナイ。
先日、教室で外国人講師に「当世ペット事情」なんてのを英語で説明しようと試みて、自滅。ああムツカシイ。でも、自分の興味分野のトピックを、集中的に鍛えてしゃべれるようになったらおもしろいな。
以下、猫にまつわる英単語の覚え書き。覚えておくと、何かのときに役に立つかも?(何かって何よ。)
【mutt】雑種
【brown tabby】茶トラ
【calico】三毛の
【litter】同じ母親から生まれたきょうだい(「ごみ」の意味もある)
【veterinary】獣医
【desex】去勢/避妊手術をする
…うーん、ためになるな、このブログ。
ちなみに、上の写真でキクと一緒に写っているのは私が愛用する電子辞書。ソニー製。
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Posted by mik at 02:58 AM
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March 06, 2006
ミルを叱る
私の胸の中のミル。
元気がない。
実はこの写真を撮る直前、ミルが台所のコンロの上に上がってしまい(幸い、火を使っているときではなかった)、私は強く強く強く叱った。元気がないのはそのせい。
基本的に猫たちを叱らないというのが、私の飼育方針。いたずらもわがままも極力大目に見て徹底的に甘やかすつもりでいる。
その中で、「コンロ(とその横の調理台)の上だけは絶対に乗ってはいけない」というのが、私が猫たちに課した唯一のルール。これさえ守ってくれれば、たとえ壁で爪をとごうと、ソファをぼろぼろに引き裂いてくれようと、正直構わない。そんなものはお金さえ払えばいくらでも直せる。買い替えられる。
だけど、コンロの上は何があっても乗ったらだめだ。危険すぎる。大やけどしかねない。だから何としても、これだけはきっちりしつけたい。
ほんとは叱ることで学習させるより、電話機のように、物理的に猫が登れない仕組みにできれば一番いいのだけれど、台所の場合、それも難しい。
猫のような小さくて弱い生き物を、威圧的に叱るのは心の底から不本意。叱った後で、しょんぼりとうなだれる猫を胸に抱きとめながら、私自身も自己嫌悪する。
写真のミルは、私がすごい剣幕で怒るのにおびえて、しっぽを後足の間にはさんでいる。それがあおむけなので、結果、しっぽを抱きしめるようなポーズに。…かわいい。
February 22, 2006
将を射んと欲すれば猫を射よ
最近、いろいろな方から相次いで、猫缶や猫用のおやつをいただいた。多謝。
猫を飼い始めてから、ときどきこんなふうに、友人知人から猫たちへのプレゼントをいただくようになった。みなさん、ミルキクのことをお気にかけてくださる。私自身へのいただきものをするより、正直うれしいかも。
そういえば私が小さかった頃、私の父宛に届くお中元やお歳暮も、いかにも子供の喜びそうなお菓子の詰め合わせだったりすることがしばしばだった。送り主が、「お子さんに」とお気遣いくださるのだ。あれに似てる。
こういうのを「将を射んと欲すればまず馬を射よ」と言うのかな。
Posted by mik at 12:50 AM
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January 28, 2006
ミルとキクの保護当時に作ったチラシ
昨日のエントリを書くにあたって、ミルとキクのちっさい頃の写真を掘り起こしていたら、他にもなつかしいものが出て来た(なつかしいったって、ほんの8か月前のことだけど)。
ミルとキクの飼い主を探すためのチラシである。
ミルとキクは子猫のとき、駅前でうろうろしてたのをたまたま通りがかった私に拾われたのだけれど、この状況からして、捨て猫だったのか迷い猫だったのか判然としない。ただ、よく人に慣れていて、体も汚れておらずきれいだったから、野良猫の子ではないことは確かだった。
それで私は、子猫たちが迷い猫であることを前提に、飼い主を探すためのチラシを作った。
それがコレ。
「保護しました」の「し」が抜けてるあたり、当時の私の動揺ぶりが見てとれるというか。(笑)
ちなみに連絡先の電話番号は、相談にのってくれた獣医さんの厚意で、動物病院のものをお借りした。
このチラシを適当な場所で配布してみて、それでもし誰も名乗り出てこなければ、子猫たちは捨て猫だったものとして、正式に私が飼い主になろうと思った。
しかし私は、このチラシを印刷までしておきながら、結局どこにも配らなかったのだ。
私はそのときすでに、子猫たちを手放したくないと思っていたのですな。
もしこのチラシを見て飼い主が名乗り出てきたり、あるいは飼い主でなくても、子猫たちを譲ってほしいという人が現れたら、私は断れないと思った。
最寄りの動物病院には、保護の経緯を説明してある。もし本当に飼い主がいて、いなくなった子猫たちを真剣に探しているのだったら、病院経由で私にコンタクトをとってくるだろう。だからそれ以上は、自分から積極的に飼い主を探すのはやめようと思った。
そしてそのまま、今日にいたる。
* * * * *
チラシに使った、拾って間もない頃のキクとミルの写真。
ちっちゃかったんだなー、ふたりとも。その上、むちゃむちゃ赤ちゃん顔。キクなんか今とほとんど別人。(笑)
Posted by mik at 02:55 PM
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