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February 18, 2006

れっつとらい・手づくり猫ごはん

[Category: Cat - Food]

 去年、猫を飼い始めたとき、今どきのペットは人間の残飯など食べないことを思い知り、以来、私は猫のえさ=キャットフードだと思い込んでいた。ところがある日、猫に生野菜を与えてみたところ、食べる食べる。キャベツの芯のような野菜クズまで残さず食べる。おもしろい!ならば肉は?米は?
 どれも似たり寄ったりの市販のキャットフードを猫に与え続けることに飽きつつあったこともあり(猫たちのリアクションも似たり寄ったり)、この機会に1度、私は手づくりの猫ごはんにトライしてみることにした。


ingridients.jpg
 上の写真は、手づくり猫ごはんの材料・オールキャストの皆さん。『ネコに手づくりごはん』に載っていたレシピを参考にそろえた(一部アレンジ)。

 市販のキャットフードを与えず、自家製の手づくり食だけを食べさせる場合、猫の体が必要とするだけの栄養が充分に含まれる食材を選ばなくてはいけない。
 この本で紹介されているレシピの食材は、おおまかに言って「肉」「野菜・果物」「炭水化物」「油」「サプリメント」から構成されていて、このうち、肉が全体量の50〜80%を占める。

 私は別に、猫たちの食餌を完全に手づくり食だけに切り替えるつもりはないから、栄養バランスについて神経質になる必要はない。だけど「完全手作り食」がどんなものか知っておくために、今回はなるべく本のレシピ通りに作ってみることにする。

 今日私が使った食材は、鶏胸肉、レバー、砂肝、ブロッコリー、小松菜、白菜、にんじん(写真では左下のタッパー)、りんご、白飯、オリーブオイル、ごま油、サプリメント。
 レシピでは、これらに加え「鶏キモ」「フィッシュオイル(何それ?)」なんてものも列記しれあるのだけれど、最寄りのスーパーでは売ってなかったので省略。

 サプリメントは、ビタミンやカルシウムなどを補うためのもの。今回は私が普段飲んでる人間用のを使ってみたけれど、私のにわか勉強によれば、猫に必要な栄養バランスは人間とぜんぜん違うみたいなので、ペット用のサプリメントを取り寄せて使った方が合理的だと思った。
 ちなみに私が常飲しているカルシウムのサプリメントは、猫にはあまりよろしくないとされるマグネシウムが含有されていたので、これも省略。


mixing.jpg
 材料すべてを、猫が食べやすい大きさに包丁で切り刻む。そして混ぜる。これでできあがり。
 猫ごはんは加熱調理の必要がない(衛生上はした方がいいんだろうけど)。肉だって生のままでいいのだ。楽ちん。フードプロセッサーがあれば、きっとさらに楽ちん。
 写真うつりはあまりよろしくないのだけれど、実物は、ちゃんぷるーな感じがビビンバみたいで(笑)何ともおいしそう。ごま油の香りも食欲をそそる。


dish01.jpg
 猫の餌皿に盛りつけたところ。写真の分量で、40g。猫缶の2分の1量とほぼ同じ。
 この写真を撮ってる最中、私の足元で、猫たちがさかんに催促して鳴く。初めての手作り食、それも生肉入り。ミルとキクは、果たして食べてくれるかどうか。


eating_mirukiku.jpg
 …というのは杞憂で、おー、食べてる食べてる(嬉)。
 食いつきの良さはキャットフードに劣る感じがするけれど、でも休まず食べ続けている。そしてずいぶん床の上にこぼしている。(苦笑)


eating_miru.jpg
ミル、食べる。ぱくぱく。


eating_kiku.jpg
キク、食べる。むしゃむしゃ。


dish02.jpg
そしてこのとおり、きれいに完食。(喜)
ドライフードや同量の猫缶に比べ、食べ終わるまでにずいぶん時間がかかった。肉や野菜のカタマリが入ってるぶん、よく噛み砕かなくてはいけないからだろうか。もっと細かく切ってやればよかったかな。


changing.jpg
食後、床の掃除をしてくれるミル。^o^
キクは皿洗い担当らしい。ぺろぺろ。


portion.jpg
なお、猫ごはんの残りは、1回ぶんずつ小分けしてラップに包み、冷凍庫へゴー。


 …とまあ、こんな感じで、『第1回手づくり猫ごはんの朝餉』(朝だった)は、それなりに盛況のうちに終了。楽しかった。
 猫ごはんを作る作業自体は、思っていたより簡単だった。食材のレパートリーも調理法も、人間の食べる料理と比べたらはるかに単純だし、1度にまとめてたくさん作っておいて冷凍保存しておけば、毎日・毎食の手作りごはんも可能かもしれない。いずれ目指してみようかな。

 私のような一人暮らしの勤め人でも猫を飼うことが可能なのは、えさを既成のキャットフードに頼るという、いわばアウトソーシングができるからこそだと思っている。でもたまには、こうしてあえて一から自分の手で作ってみるのも、勉強になっておもしろい。プロセスを実際に体験することは、いつだって教育的なのだ(と、また理屈っぽくしめくくる)。


私「ミル、おいしかったかーい?」

tongue.jpg
ぺろーり。

Posted by mik at 06:01 PM | Trackback (0)


Comments: れっつとらい・手づくり猫ごはん

すご〜いっつ! 美味しそう!? ちなみに、フィッシュオイルってナンプラーかな〜?

Posted by まーぼー at February 18, 2006 07:54 PM

人間の目から見ても美味しそうに見えますね^^
ミルキクちゃんも「パクムシャ」食べてるし☆
私も挑戦したいけど、人間のご飯もろくに作れないので
先にそっちの勉強をしないといけません(笑)

Posted by むむこ at February 18, 2006 07:58 PM

 うわ〜♪やりましたねmikさん♪
キクたんもミルたんも、見事な食べっぷり、いや恐れ入りましたm(__)m
 火を通さないこと、りんごやオイルも入ることなんか、とっても勉強になりました( ..)φ刻みの粗さは、これベストじゃないですか?食感の違いを猫は、楽しめるらしいですし、しっかり噛むことは必要ですよね。
 人間もこれだけの種類食べたられたのなら、サプリメントもいらないでしょうね。何かのコラムに、色どりのよさは、バランスのよい食事の証拠・・・みたいなこと書いてありましたし。これはいいなぁ♪

Posted by 2にゃんのせばすちゃん at February 18, 2006 08:00 PM

美味しそうですね♪
私はペースト状にしてしまうので、
見た目は不味そうです(-_-;)
味付けいらないんで意外と楽ですよね☆

フィッシュオイルとは↓
http://www.green-dog.com/shop/products.php3?pid=ANESOMOP-00
みたいなやつのことだと思います。
オメガ3脂肪酸を摂取することで、オメガ6脂肪酸とのバランスをとるために入れるのですが、
スーパーで売ってるしそ油で代用OKですよ。

Posted by みーこ at February 18, 2006 08:31 PM

頑張ってますね!感動しちゃう(@0@)
mikさんの猫ちゃんに対する愛情が感じられて、この子達はホントに幸せだと思います。あの日mikさんに出会わなかったらこの子達は今頃どんな人生(猫生?)を送っていたのか、2匹はそんな事ぜーんぜん考えてないだろうけどお姉さんはしみじみ良かったと思ってますよ。愛してくれる人を求めて出会っちゃったんですねー、泣けます(我ながら凄く大げさ^^;)
しかも2匹ともなんてカワイイの!数ある猫ブログの中でも光ってるー!
・・・なんか興奮してきたので(すみません)また時々コメントさせてもらいます。

Posted by ありま at February 18, 2006 09:12 PM

(すっごくどうでもいいこと書いてごめんね)
小分け冷凍用のタッパ、すごくたくさん買ったんだ。離乳食用に。大さじ2杯分くらいでいっぱいになるやつをたくさん、50ml用、100ml用、120ml用・・・。
もしよかったらあげるよ〜

Posted by よよよ at February 19, 2006 12:02 AM

ほっほ〜 これはすごい!
感心&感動しました!
「感心」はこれだけの材料をそろえて本当に作ったmikさんへ。
「感動」はおいしそうに頬張るミル&キクさんへ
しかも生でいいんですね。意外ですね。
これは火を通せば人間にとっても健康食っぽいですね。
ダイエット中のわたしにもぴったりのゴハンかもしれません! いや、だからってわたしは作りませんがね。(念のため・・・)

Posted by 6cat at February 19, 2006 08:29 PM

> まーぼーさん
火を通したら人間でもいけるかも??タイの屋台料理とかでこういうのありそう。「ネコゴ・ハーン」とかいう名前で。(笑)
そうか、ナンプラーって魚からできてるんですね。

> むむこさん
私も飼い猫のえさを気にする前に、自分の乱れきった食生活を改善しなくてはいけません。今日も菓子パン、明日も菓子パン、あさっても…。ああ、誰か私にも手づくりごはんを…。

> 2にゃんのせばすちゃんさん
参考図書によれば、火を通すかどうかはお好みだそうです。ちなみに魚の場合は、加熱調理が推奨されていました。
この本に載ってるレシピでは、1度に使う野菜の数は3つくらいなのですが、私は欲張って、あれもこれもといろいろ投入してみました。それで結果的に色鮮やかになったかも…。

> みーこさん
さすが!フィッシュオイル、即答です。頼りになります〜。
消化吸収を考えれば、ペースト状にするべきなんでしょうね。ミルとキクに野菜を与えるとき、みじん切り程度の細かさでは、翌日、そのまま出てきてしまいます(笑)。うちの場合、主食はキャットフードで、野菜はあくまでおやつだから構わないんですけど、もし完全に手づくり食だけにしようと思ったら、フードプロセッサーは必須アイテムだなというのも、今回思ったことの一つ。

> ありまさん
いやいやいやいや、私が手づくりごはんにトライしたのは、猫たちの健康を気遣う愛情とかではなく、単に作って食べさせて反応を見てみたかったという、あくまで気まぐれな道楽です。誤解のなきよう。(汗)
でもありがとうございますー。

> よよよさん
もしそれが電子レンジOKのタイプで、かつ、買いすぎて余剰分があるのであればぜひいただきたい〜。ラップで小分けにしたのって、冷凍庫の中に重ねておくと、ときどき雪崩が起きるのよ(笑)。
大さじ2杯…。離乳食ってそんなにちょびっとなんだ…。

Posted by mik at February 19, 2006 09:16 PM

> 6catさん
ありがとうございますー。
たまたま通りがかった近所の直売所で、野菜がすごく安く売られてたんです。写真に写ってる白菜と小松菜、ブロッコリーはそこで買ったもので、それぞれ1個80円。この値段につられて、ついたくさん買ってしまった…。(笑)
これが毎日できれば、本当にすごいんですけどね。

Posted by mik at February 19, 2006 09:29 PM

すごい!
見た目もキレイで美味しそうですね!
(私が前に作ってた時こんなにキレイじゃなかったような…)
そして何より好き嫌いナシのミル・キクちゃん、良い子達だ!
ウチのはなかなか食べてくれなかったですよ。
(ちなみに私が参考にした本はリチャード・H. ピトケアンの「ネコの食事ガイド」って本でした。)

Posted by みおきち at February 20, 2006 08:58 AM

わーわー!すごいですねー!お見事です☆
彩りが美しいし、栄養満点☆って感じ(^o^)
ゴマ油が入ってるというのがミソでしょうか?
人間もゴマ油の香りは食欲そそられますもんね。
炒めたらホントおいしそう!!
非常食に良いのでは・・・?(^m^)

Posted by つきこ。 at February 20, 2006 10:32 AM

> みおきちさん
カリカリが、お魚とかハートの形をしていたり、色がきれいだったりするのは、ペットが愛玩動物である以上、食べる物もかわいくなくてはいけないからではと思ったりします。その意味では、生肉とか魚とか、それらをミンチしてドロドロにしたような、視覚的にグロテスクな食べ物って、餌としてはあるまじき形状なのかも。
だから、手づくりの猫ごはんで、かつ人間の目から見てもキレイなものが作れれば、それが理想。
今回私が作ったコレは、見た目はそこそこキレイにできたかもしれないけれど(自賛)、消化吸収を考えたら、やっぱりもっと細かくすり潰すとかしないといけないはず…。次回への課題です。

> つきこ。さん
ご飯の量を増やして、それに卵を入れてホットプレートで焼けば、栄養満点のお焼きに??
ご飯の代わりに、小麦粉にすればお好み焼きに。
同じ材料で、猫と人間、それぞれの食事に両対応!ハイブリッドなメニューです。

Posted by mik at February 20, 2006 11:34 AM


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キク / 茶トラ♂
2005年4月生まれ。甘えん坊主。運動神経やや鈍し。野菜好き。

ミル / 三毛トラ♀
2005年4月生まれ。面倒見のいいキクの姉。やっぱり野菜好き。

mik / 33歳女
ミル&キクの飼い主。千葉県在住、一人暮らしの会社員。












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