キャリーのふたが開くと、そこは雪国…ではなく、見知らぬ場所だった。
「ここどこ?」
おずおずと踏み出してみる。
「どこなの?」
「だれ?」
「あなたはだあれ?」
さて、キクはいったいどこへ来てしまったのか。続きはまた明日。