February 2006
S
M
T
W
T
F
S
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28        




top
About This Site (18)
Book (57)
Cat (61)
Cat - Behavior (303)
Cat - Body (25)
Cat - Food (143)
Cat - Goods (97)
Cat - Grooming (60)
Cat - Guests (5)
Cat - Health & Hospital (16)
Cat - Kedama (12)
Cat - Look-alike (22)
Cat - Nekokusa (15)
Cat - Other Cats (45)
Cat - Owner's Voice (25)
Cat - Sleep (159)
Cat - Wallpaper (2)
Cat - Website (12)
Cat - Wrestling (27)
Column (8)
Donguri (10)
Food & Cooking (52)
Illustration (8)
Knitting (8)
Life & Work (66)
Movie (19)
Music (13)
Photograph (16)
Travel (22)












February 13, 2006

労働意欲を増進 / 減退させる家電

[Category: Column]

0213_01.jpg

 先月、掃除機を買い替えた。どうせ毎日使うのだからと、ちょっと高くてイイやつを買った。これがいたって使い心地がいい。それまで使っていたのがシングル世帯向けのスタンドタイプで、ごくシンプルな機能しかなかったぶん、新しい掃除機の高性能ぶりが際立って感じられる。

 吸引力がパワフルとかメンテナンスが楽ちんとか、機能面で充実しているのは当然としても、使う人の動作がより少なくて済むよう考えて設計されているのが何よりすばらしい。人間工学的にもよくできているのだ。

 しかし、使っているうちに、この掃除機にも欠点があるのに気がついた。それは、「ダストケースの中身が外側から見えない」ことである。

 前の掃除機はダストケースが透明で、掃除機をかけながら、吸い取られたほこりがケースの中でくるくる回りながら大きく育っていくのを、つぶさに見ることができた。これが楽しかった。掃除を終える頃には、ほこりの結晶は拳大くらいまで成長していて(笑)、それを見てその日の掃除の成果を実感することができた。

 ところが、新しい掃除機は、ダストケースの中身が外側から見えない。すでにどれだけのほこりを吸い取ったのか、わからないのだ。
 これが、掃除をするモチベーションに、大きく影響する。ほこりの存在が視覚的に認識できないから、そもそも掃除する必要性がないような気さえしてくる。

 毎日部屋に掃除機をかけることは、猫を飼い始めたとき、私が自分自身に課したノルマだった。ノルマと言っても、以前の「ほこりが見える」掃除機を使っていた頃は、そのつどごっそりとほこりが取れるのが痛快で、むしろ楽しく、義務感などみじんもなかった。ところが、新しい掃除機に替えてからその気持ちは萎え、これほどひんぱんに掃除機をかける自分に、疑問さえ感じるようになってしまったのだった。

 目に見える成果が、モチベーションを維持するのにいかに重要か、ということ。

 この手の家電製品て、設計時に、「使う人の家事労働意欲を増進させるインターフェースになっているか」という点までは、考慮されないのかな。

Posted by mik at 11:16 AM | Comments (4) | Trackback (0) |


ミルとキクに一票!




20071029.jpg
「猫フォトエッセイ・ミルとキク」掲載中!アマゾンでのご注文はこちらから。




キク / 茶トラ♂
2005年4月生まれ。甘えん坊主。運動神経やや鈍し。野菜好き。

ミル / 三毛トラ♀
2005年4月生まれ。面倒見のいいキクの姉。やっぱり野菜好き。

mik / 32歳女
ミル&キクの飼い主。千葉県在住、一人暮らしの会社員。













*このサイトはリンクフリーです*