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May 19, 2004

『密やかな結晶』

[Category: Book]

hisoyakanakessyo.gif 小川洋子著『密やかな結晶』。なんて美しい響きの題名なのだろうと思う。「ひそやかなけっしょう」。ささやくような、やわらかな音だけから成るフレーズ。まるで、その音自体が何かの「密やかな結晶」であるかのようだ。
 消滅と喪失の物語。だけど悲愴感はなく、鬱屈しているわけでもない。むしろ題名同様、静謐で、物語全体に満ちている透明感のようなものが心地よい。ひんやりとした感触がする小説。(まだ半分しか読んでないけど)

Posted by mik at 02:19 AM | Trackback (0)


Comments: 『密やかな結晶』

トラックバック、ありがとうございます。
本当に美しいタイトルの本ですよね。
小川洋子さんの本は、どれも大好きなのですが、
『密やかな結晶』はベスト5に入るほどにもの凄く大好きです。
2つの物語が交錯するところもいい雰囲気ですし、
記憶狩りはナチスを連想してします。
そのせいか、どことなく異国の地を思わせるところもいい佇まいな気がします。

Posted by ましろ at April 24, 2005 10:48 PM

> ましろさん
 コメントありがとうございましたー。
 私は『博士の愛した数式』で小川洋子氏の小説にはまったくちですが、氏の静謐な筆致でつづられる独特の寓話的世界観に、今ではすっかり魅了されています。
 と言いながら小川洋子さんの作品の中にはまだ読んでいないものも多く、ましろさんのホームページの書評を拝見して、あれも読まねばこれも読まねばと、久しぶりに読書欲がわきあがってきた次第です。
 『密やかな結晶』で描かれている世界も、美しい。この世のどこにも存在しない、閉じられた「異次元」のような感じが、私はします。

Posted by mik at April 24, 2005 11:39 PM


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キク / 茶トラ♂
2005年4月生まれ。甘えん坊主。運動神経やや鈍し。野菜好き。

ミル / 三毛トラ♀
2005年4月生まれ。面倒見のいいキクの姉。やっぱり野菜好き。

mik / 32歳女
ミル&キクの飼い主。千葉県在住、一人暮らしの会社員。













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