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January 25, 2006

『クロ』

[Category: Music]

kuro.jpg

 同じ職場のOさんが、遊佐未森の『クロ』のCDを貸してくれた。
 この曲、ご存知の方もいると思うけれど、先月、NHKの『みんなのうた』でオンエアされていたもの。1人の女の子と黒猫(クロ)の出会いと別れを描いたこの歌、とてもせつなくて、テレビから曲が流れ出すたび、私は画面の前に釘付けになって聞き入っていた。(ちなみに、番組中のアニメーションの絵はおーなり由子。)
 Oさんも猫を飼っていて、それが黒猫。それで私は前に、Oさんとの雑談の中で、この歌を話題にしたことがあった。それがきっかけだったかどうか、Oさんもこの歌を気に入ってくれたらしく、このたびCDを買ったとのこと。

 この歌の中に出てくる、女の子と「クロ」の別れのシーンは、可哀想で可哀想で、思い出すだけで涙が出てきてしまう。

 6年前、実家で飼っていた犬が死んだときのことを思い出す。
 実家の父から、電話で訃報を知らされた私は、帰省して、ぐったりと横たわったままぴくりとも動かない、愛犬の遺体と対面した。
 涙が止まらなかった。
 これは私の犬ではない、と思った。あの子の抜け殻だ。遺体という字は「遺された体」と書くのだけれど、まさに、愛犬が体だけ残してどこかへ行ってしまったという感じ。もう2度と会えないどこか。
 動物たちはそうやって、ある日突然、飼い主のもとから去って行く。サヨナラさえ云わない。薄情な別れ方をする。
 動物を飼うということは、そういう痛みを覚悟するということなのだと思う。

 いま私が一緒に暮らしているミルとキクだって、将来、必ず別れのときがやって来る。だけどそのときだって私は、泣いたりうろたえたりするものか、と思う(いや、実際は泣いたりうろたえたりするだろうけど)。何があってもすべて『分かってたって顔して』生きていきたいのだ。

 * * * * *

『分かってたって顔して生きていこう』のフレーズは、大好きなGOMES THE HITMANの曲『猫のいた暮らし』の一節。私は日常生活のさまざまな局面で、心の中でこれを唱える。そして動揺の回避を試みる。

Posted by mik at 03:30 PM | Comments (5) | Trackback (0) |


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キク / 茶トラ♂
2005年4月生まれ。甘えん坊主。運動神経やや鈍し。野菜好き。

ミル / 三毛トラ♀
2005年4月生まれ。面倒見のいいキクの姉。やっぱり野菜好き。

mik / 32歳女
ミル&キクの飼い主。千葉県在住、一人暮らしの会社員。













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