FinderViews : October 2004

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『パイロットフィッシュ』
ディズニーシー
古い友人と酒を飲み交わす
『omni』
『ブラックジャックによろしく』10巻
カメラに興味があるらしい
アイスクリームによるアップルパイの表現
池澤夏樹氏のウェブサイトが
『アヒルと鴨のコインロッカー』
ひとり暮らしで猫を飼う方法

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mik@finderviews.com

October 30, 2004

『パイロットフィッシュ』

[Category: Book]

　まあまあ。

Posted by mik at 12:09 PM | Comments (0) | Trackback (0) | Permalink

October 29, 2004

ディズニーシー

[Category: Life & Work]

　ディズニーシーへ行った。このテーマパークは相変わらず完成度が高いというか演出にスキがないというか、すみずみまできちんとラブリーだ。「人生は憂いに満ちている」的厭世観の私にとって、あの底抜けに陽気な世界観はそれこそ非現実的で、戸惑いを通り越して軽く困惑してしまう。

Posted by mik at 11:58 PM | Comments (0) | Trackback (0) | Permalink

October 28, 2004

古い友人と酒を飲み交わす

[Category: Life & Work]

　中学以来の友人と久しぶりに会って、居酒屋で語らっちゃったりしました。お互いの10代の頃から知っている相手と酒を飲み交わすのも感慨がありますが、友人が慣れた手つきでタバコを吸う姿にはやっぱり違和感が。不良になっちゃったのね…。

Posted by mik at 11:58 PM | Comments (0) | Trackback (0) | Permalink

October 27, 2004

『omni』

[Category: Music]

　閉塞感ばかりの日々を自嘲する気分のときに聴くアルバム。まさに今日のような。

Posted by mik at 04:07 PM | Comments (0) | Trackback (0) | Permalink

October 24, 2004

『ブラックジャックによろしく』10巻

[Category: Book]

　精神科編。精神疾患への偏見を助長するマスコミ報道の危険性を訴える。
　マスコミが殺人事件を報道するときは、“勧善懲悪的な脚色”がされがちだ。マスコミは「憎むべき犯人、惜しむべき被害者」という単純でわかりやすい構図を強調したがる。
　法治国家である以上、その構図自体は正しい。問題は、犯人が悪人たる理由の伝え方。
　例えばもし犯人に精神病歴というバックグラウンドがあれば、マスコミはそれを根拠にして「だからこんなに酷い事件を起こした」という結論に安易に結びつけようとする。
　根拠になる事実は、たぶん何でもいいのだと思う。ゲームマニアだった。アニメおたくだった。日頃からギャンブル漬けだった。多額の借金を抱えていた。親から虐待を受けて育った。いつも落ちつきがなかった。神経質だった。怒りっぽかった。犯人のどんな人柄も「＝殺人事件を起こす奇人」の理由にしてしまえる。
　真実はたいていもっと複雑なのだろう。マスコミ報道は、それを大衆向けにわかりやすく加工したものなのかもしれない。

Posted by mik at 12:21 AM | Comments (0) | Trackback (0) | Permalink

October 21, 2004

カメラに興味があるらしい

[Category: Cat - Other Cats]

あっ

くるりと向きを変えて

トコトコ（と近付いてくる）

じっと

カメラを見つめる

くんかくんか（と臭いをかいでみる）

アハッ

Posted by mik at 11:58 PM | Comments (2) | Trackback (0) | Permalink

October 20, 2004

アイスクリームによるアップルパイの表現

[Category: Food & Cooking]

　applepie loves spoon。期間限定・ハーゲンダッツの「アップルパイ味」。食べてみた。
　そもそも「アップルパイの味」というのは本質的には存在しないはずだ。アップルパイとは、小麦粉とバターでできたパイ生地で、煮りんごのフィリングを包んで焼いたもの。いわばパイとりんごの触感をあわせて楽しむ食べ方を言うのであって、「アップルパイ」という素材はない。アイスクリームという根本的に異なる素材で、いったいどうアップルパイを表現しているのか。そこが今日の焦点。←黙って食えよ。
　いつだったか、キャラメルコーンの「バニラアイス味」なるものを知ったときのことを思い出した。アップルパイと同様、「アイスの味」というのも厳密には存在しない。アイスの味とは、あの冷たさとなめらかなクリームの舌触りを含めたものを言うのであり、常温しかも炭水化物である時点で、スナック菓子はアイス味になり得ないはずだ、と思った（実際には、アイスの雰囲気がそれなりに上手く再現されていたのだが）。←黙って食えっつーの。
　で、ハーゲンダッツの場合、アイスでどのようにアップルパイを表現しているかというと、アイスクリームの中に角切りりんごとパイ生地が混ぜ込んであるのですな。アップルパイ味というより、正確にはアップルパイ入りのアイスだった。へー。ほー。ふーん。終わり。

Posted by mik at 10:24 PM | Comments (0) | Trackback (0) | Permalink

October 19, 2004

池澤夏樹氏のウェブサイトが

[Category: Book]

　作家・池澤夏樹氏のウェブサイトが更新を再開したもよう。
　池澤氏は私がもっとも敬愛し、その著作を愛読する作家です。

池澤夏樹「パンドラの時代」

Posted by mik at 10:16 PM | Comments (0) | Trackback (0) | Permalink

October 18, 2004

『アヒルと鴨のコインロッカー』

[Category: Book]

　おーもーしーろーい。今年読んだ本のなかでは最高傑作だと思う。
　ミステリー小説とうたっていながらおどろおどろしい殺人も派手なドンパチも一切ない。起こる事件といえば、「書店での“大袈裟な”万引き」だけ。その実行犯で、つかみどころのない男「河崎」をめぐる謎を中心に、物語は展開していく。
　交錯して語られる「二年前」と「現在」。いっけん無関係な2つのチャンネルが、やがてぴったりと繋がって、そのとき読み手は初めて物語の意外な全容を理解する（この小説がミステリーだったことを、私はそこでやっと思い出した）。
　飄々と、そうまるで、河崎の人格のように淡々とした文体には、知性を感じる。
　この本の後には、同じく伊坂孝太郎の『重力ピエロ』がひかえている。こちらも楽しみ。